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1064稲垣城(三重県) [城印象記]

津市白山町稲垣字中山の稲垣(いなかけ)城を紹介します。

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県道664号で萬福寺を目指します。萬福寺前にはスペースがあり、ここに車を停めさせていただきました。萬福寺から北東に見える山に稲垣城はあります。

比高は25mほどです。道は特にありませんが、この正面から一気に直登をかけても登れるかと思います。

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しかし、左に回り込むと道がありました。

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山との間が沢になっていて、一旦背後から山にあがり、まわりこむように城がある突端部を目指しました。この順ならゆるやかな道のりです。ただし、道はあるようなないような、そんなレベルです。

もっとも高いところに城はあるかと思っていましたが、平らな地面があるばかりで、城らしくありません。周囲に溝のようなものがあり、ひょっとしたら遺構なのかもしれません。しかし、これは植林に関係する何かなのでしょう。

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なだらかな削平地が続き、要害性が感じられません。これでいいのか、と思ってたら、堀と土塁がセットで現れました。一文字にあります。ここから、城域ということでしょう。

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しかし、まだなだらかな削平地が続きます。広い区画の奥に土塁と空堀が見えます。更に本格的なものです。少し薮っていますが、この土塁は方形を描いていました。

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この空堀と土塁の向こうが主郭なのでしょう。

はっきりと城だとわかった瞬間はやはり感動ものです。見事な方形土塁です。

その一角が土壇になっていて櫓台のようでした。内側にも空堀がセットになっています。ちょっとめずらしい作りです。

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登ってきた方の反対に虎口があります。そちらが正面なのでしょう。厚い土塁の間に平虎口です。

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その向こうは土橋状になっていました。両脇が空堀です。つまり厚い土塁は空堀とセットになっています。平虎口といっても、なかなかの守りです。ここは見応えありました。

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主郭の下も方形土塁に囲まれた曲輪です。

その土塁まで行って先を見ると、堀切があります。

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いい感じで遺構が残っています。どうやらその先も曲輪が続くようです。

その先は土塁空堀はわかりませんが、段曲輪にはなっていました。あと3つは数えていいかなと思います。

この斜面を利用して展開していた訳です。

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端は崖状になっていますから、なかなかの要害です。

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良好に遺構が残り、見応えのある城でした。

虎口の向く正面に対しては、かなりしっかりした居館城だと思われましたが、山の背後からは守りが脆弱なのでは、と気になりました。

享禄2(1529)年、北畠から稲垣の地を与えられた川原田相模守実秀が築城した城です。



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